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2010年08月05日

高木芳紀「従業員7人のつばめやが成功したたった1年で5000万円売上を伸ばす仕組み」(青春出版)

暑いのに、よくハンカチを忘れてしまう手嶋です。
こんにちは。

ついび研でもお世話になっている、高木さんの新刊「従業員7人のつばめやが成功したたった1年で5000万円売上を伸ばす仕組み」を読んだ。

ツイッターについても書かれているが、経営戦略・マーケティングの本であり、そのツールの1つとしてツイッターが位置づけられている。

ツイッターは単体では機能しづらい。
本当にビジネス活用するならば、今回の高木さんの書籍のような把握が望ましい。


その前に、なぞなぞ。



(1)ボールペンを10本持っている人に、マーケティングの力でボールペンを喜んで買ってもらうことは可能か? 答え、可能です。実例があります。
(2)在庫処分をしたい場合、あなたならどうする? 意外なツールがあります。
(3)お客様をファンにする、意外な方法。配送業者を自分の営業マンに買えてしまう技。
(4)ニュースをクリッピングしてくれるgoogleアラートは有名ですが、これがSEOで使える。は? メールが届くだけのサービスがなぜにSEO? 答えは意外なアプローチにあります。


上記4つ、ちょっと考えてみてほしい。1分でいいから。


さて、本書のレビューである。

大企業の方は決して読まないでください、で始まるビジネス書だ。
ご自身がゲリラ的なアプローチで、小規模の会社の売上を伸ばした経験を踏まえて、ノウハウや着想のヒントが語られている。

マーケティング、ブランディング、SEOの3つを柱としているが、よくある「あるべき論」ではなく、小さい会社が今日から始められ、かつ有効性があるメソッドが多く散りばめられている

小難しい話は一切ない。
中学生でも読めるだろう。それだけ、書き手が達者なのだ。

また、高木さんご自身もWebマスターということで、ゲリラ的マーケティングを行う際の、心理的な障壁を取り除く、カウンセリングのようなアプローチがある。
これは「実行者」の立場からの配慮であろう。

たとえば、以下だ。

ツイッターなんかやっているとつづく感じますが(中略)もし大暴れしたところで、広い海の真ん中でバタ足をやっているようなもの。かわいいものなのです。
P.22より引用


ソーシャルメディアに対して感じる漠然とした不安を払拭する。
そのために、どんな言葉が良いか? 私もセミナーをやっている時などによく考えてしまうが、上の回答はほぼ100点満点ではないかと思う。次回、使わせていただこうと思っている。

上のような細かいケアをしながら、生のナウハウを惜しみなく披露。

何よりも参考になるのが、様々な事例である。
ここには、小さい会社がとるべき等身大の「ブルーオーシャン戦略」のヒントがある。
W・チャン・キムとレネ・モボルニュの名著を読まなくても、日本の中小企業であれば、この高木さんの本だけで良いくらいだと私は思う。

「アイディアマンもいいけど、ヒントマンになりたいな」という高木氏の真骨頂であり、年商10億円以下(あるいは粗利3億円以下)の会社の社長やWebマスターは絶対に読むべきだ。

さて、最後に冒頭のなぞなぞ。

(1)ボールペンを10本持っている人に、マーケティングの力でボールペンを喜んで買ってもらうことは可能か? 答え、可能です。実例があります。

高木さんのネットショップは履歴書を販売している。

履歴書だけでは利幅が薄いので「履歴書を書くのに最適のボールペン」としてセットで売った。

単なるボールペンなら要らないけど、以下の構図を自分から作り上げている。

履歴書を書く = 就職したい = そのために、ちょっとくらい投資してもOK = キレイに書けて好印象を与えられるならボールペンも一緒に買う

これはまさに、高木さんの言う「切り口次第」で売上をアップさせる実例の1つである。
チャルディーニ「影響力の武器」にあるコントラストの原理の秀逸な応用バージョンだ。

他の3つのなぞなぞ。

(2)在庫処分をしたい場合、あなたならどうする? 意外なツールがあります。
(3)お客様をファンにする、意外な方法。配送業者を自分の営業マンに買えてしまう技。
(4)ニュースをクリッピングしてくれるgoogleアラートは有名ですが、これがSEOで使える。は? メールが届くだけのサービスがなぜにSEO? 答えは意外なアプローチにあります。

上記の答えは、すべて本書に書いてあるので、楽しみながら読んでほしい。
こちらをクリック。アマゾンで購入可能。 

▼高木さんのツイッターアカウント
http://twitter.com/omeishi← フォローするとフォロー返ししてくれると思いますよ。

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posted by ツイッタービジネス活用研究会 at 13:01| Comment(1) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

津田大介「Twitter社会論」(洋泉社)

女性の下着を頭からかぶりたい、そんなことは思ったことがない。
断じてないのだけど、
しかしながら、
変態としては入門の技に該当する、このポピュラーな性癖および行動を
自分が体験したことがないという状態に、少しばかりコンプレックスがあり、
結果的に「かぶる誘惑」が発生してることに、自分を持て余している手嶋です。
こんにちは。

今日は書籍のレビューです。

「tsudaる」で知られるITジャーナリストの津田氏の新書。
初版は2009年11月である。出版後にすぐに読み、私はTwitterをはじめた。

半年ほど経って、改めて読み返した。

まだ1年も経っていないのか? と思うほど、事例は陳腐化してしまっている。
これはもちろん、津田氏のせいではなく、それだけTwitterの成長スピードが速いからだ。

それでも、Twitterを始める前のユーザーであれ、ヘビーユーザーであれ、読んで損はない本だ。これはおそらく、3年経ってもその価値は変わらない。

また、一生Twitterのアカウントを取らないつもりの人でも、Twitterが及ぼしている影響を把握しておくのは悪くない。

私が一番注目したのは、Twitterと社会の未来に洞察している点で、他のTwitter本とは一線を画すが、それがなくても、良著だ。


本の内容は、大きな柱として以下の3点。

・ツイッターとは何か?
・津田氏の活用術
・ツイッターから見た、ジャーナリズム、政治、ビジネス

バランス感覚もいい。
Twitterを社会学的に把握するのであれば、この1冊で充分だと思う。
同じくらいのクオリティの本がもう1冊あるが、それはまた、改めて紹介する。

シェアしたい情報をいくつかピックアップする。


P.29
筆写の考えるツイッターの特徴は、大まかに分けて以下の6点だ。
すなわち「1.リアルタイム性」「2.伝播力が強い」「3.オープン性」「4.ゆるい空気感」「5.属人性が強い」「6.自由度が高い」 → ※他のSNSと比較してTwitterを把握する場合の指針になりえる把握だと思う(手嶋注)

P.31
実はこの「最新の結果から羅列表示される」というところがグーグル検索とは違う大きな価値を生み出している → ※大切なことを順位付けせずに、最新にだけこだわるところにネットに昔はあって、今はなくなっていたポジショニングをとった(手嶋注)

P.116
例えば報道などによってあらぬ誤解が生じても、本人が即座にそれを解きほぐすことも可能だ。ことの真偽に関わらず、「噂」の広まるのは早く、一度広まってしまうといつの間にか「周知のこと」とされてしまう。そんなときに一番有効なのが、当事者による一刻も早い訂正、修正だろう。 → ※Twitterではこれが簡単にできる(手嶋注)


最後に、個人的に「うはwwwカッケエエwww」と思った箇所を抜粋する。

tsudaる、という用語を作ったのは津田氏本人という噂が広まっているが、これに対して津田氏は「自分が主体的に行っている行為に対して、自分の名字を付けるような趣味は筆者にはない」とのこと。

誤解に対する嫌悪感を含めて、言語化が見事過ぎて、なぜか笑ってしまった。

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posted by ツイッタービジネス活用研究会 at 15:49| Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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